神戸のオルタナティブガレージロックバンド、alcohol apologyのサイトです。
完全に洋楽指向のバンドで、実際に海外のバンドとの交流が多かったり、来日公演のサポートをされたりもしています。
サイトの外観自体は、クライアント様の以降に沿ったかたちで、グランジ系デザイン(汚し、傷などを入れたデザイン)になっています。
アーティスト・バンドさんのサイトを作成していて思うのが通常のサイト制作のセオリーと違うものを求められるということです(笑)真ん中の大きな車の写真。通常はバンドメンバーの写真であったり、わかりやすいもの入れたり、サイズも下にコンテンツの内容が見える程度のサイズにおさえたりします。
が、ご要望はノートパソコンであれば画面からはみ出るくらいのサイズでということでした。
写真から、バンドのイメージをつかみにくい感じがするのですが、この辺がアーティスティックな観点だなと思います。
僕らデザイナーは、意外と理屈っぽい職業です。1つ1つのデザインに対して必ず意味を求めます。
なぜそういうデザインになったかと聞かれれば全て説明できる状態で作成します。
それに対してアーティストさんは、意味・理屈よりも感性で物を作られています。
意味を求めても、「かっこいいから」「表現したいものがこれだから」という答えが返ってきます。
セオリーや目的で作成するデザイナーと感性で作成するアーティストの違い。ご理解いただけましたでしょうか?とはいえ、デザイナーも、計画的に制作していても偶然の産物で「これいい!」というものが産まれる瞬間もあります。なので、両者を完全にわけることはできないかもしれません。僕としても、アーティストさんの感性・考え方はとても良い刺激になったりします。
アーティスト・バンドさんの魅力を伝えるのはやはり音楽そのものであったり、今はYouTubeなどの動画は外せなくなっています。なので、YouTubeを気軽にアップできる仕組みを用意しました。画面右部のYouTubeは自由に追加・削除ができます。
それと、アーティスト・バンドサイトはアーティストさん自身で作成されているケースも多く、個人的にはそれでいいと思っているのですが、サイトのゴールを設定してただきたいと思っています。
もちろんライブ情報やリリース情報を見せたいという目的は当然あると思うのですが、1番はお客さんを獲得したいということではないでしょうか?あまり顧客リストという考え方をされないアーティストさんは多いですが、集客をするためにはこの顧客リストがどれだけあるかが重要になってきます。
そのためalcohol apologyのサイトではメーリングリストを作成できるようにしています。ただ、メルマガ登録としただけでは、まだファンになっていない人は登録を躊躇すると思いますので、必ず登録したくなる特典を用意しておきます。今回は、mp3音源の無料登録を特典としています。
こういった顧客リストをとる仕組みは、アーティストさんのサイト以外でも必須だと思いますので、サイト作成の際はご提案をさせていただいております。